| 鹿受難の日vol.2 |
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2009/12/03
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今年は夏以降の好天が幸いして、葡萄の出来が素晴らしく、全てのワインが近年まれに見る良い出来だったようです。このことはもちろん新酒にも反映されて、どれを飲んでも素晴らしい味わいです。そのため訪れたお客様の反応も良く、お買い求められる本数も昨年と比べ倍増だったようですね。中にはボトル買いされてご自分の席でワインパーティーを開かれる方々も…盛り上がってましたよ。今年はジビエ料理も種類が豊富になり、恒例のイノシシ汁を始め、各施設の特色を生かした素晴らしい味わいを提供して下さいました。提供品のマシュマロ焼きや焼き芋、絞りたてのホットミルクも大好評でした。そして何といっても圧巻は鹿の丸焼き。たき火の炉をグリルにして鹿一匹丸ごとのローストはインパクトも強烈です。このために特別に製作されたローストマシンに括られた鹿にはローズマリーやセージなどのハーブと塩コショーがまぶされ、心地良い香りを放っていました。
他にも手作りのジャムやケーキ、地元の洋梨やリンゴなども販売され、冬に向かうこの季節ならではのアウトドアカントリーイベントにふさわしい素敵なお祭りを彩って下さいました。来年はもっと多くのお客様にお越しいただくように頑張りたいですね。
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| 鹿受難の日vol.1 |
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2009/11/30
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29日は「八ヶ岳、お酒とジビエと星の冬祭り」が萌木の村広場で行なわれ、大勢の来場者で賑わいました。前日の予報では曇りから雨の予想。気温も下がるとのことでしたので、スタッフは気が気ではありませんでしたが、開始直前からまさかの大快晴となり予想以上に日差しも暖かく、絶好のイベント日和となりました。野外イベントは晴れれば成功です!幸いお客様の出足も順調で、出店者もほっと胸を撫で下ろしました。いつも通り会場の真ん中には大きな炉が切られていて、さかんに薪が燃やされ、この季節ならではのカントリーテイスト溢れる風景を演出しています。隣にはネイティブアメリカンでおなじみのティピーが張られ、中をのぞくと今回の主役が寂しげに横たわっていました。徐々に会場が盛り上がる中で、アトラクションにはボサノバデュオの「ドセ」のお二人が登場し、柔らかく透明な素晴らしいハーモニーを披露して下さいました。初冬の日だまりとボサノバも夏には無いさわやかさが感じられ、よく似合いますね。
このイベントはテーマがお酒とジビエということで、日本酒蔵元から1社、ワイナリー7社、地ビールはご当地ロックが出店。どこも新酒がメインの品揃えとなりました。
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| 佐野シェフありがとう!&ボジョレーナイト! |
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2009/11/21
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今年はボジョレーヌーボーが大変リーズナブル!要因は様々あるのでしょうが、要は売れなくなって来ていると言うことですね。そもそも長期熟成に向かないガメイ種をその特性を生かすための飲み方として考案された「新酒」なんですから、がぶ飲み出来る価格でないと本末転倒。近年のワインブームに乗じた悪質な価格高騰が異常過ぎだったんでしょう。そのせいか最近はメディアでの取り上げ方も控えめでしたが、ことしはペットボトル入りの低価格商品が発売され、とうとう¥1,000切れ。久し振りに話題をさらっていたのも皮肉です。
と、一見斜に構えてのコメントを言っている割には飲んでみないと落ち着かないのが悲しい性。昨晩一日遅れの解禁を祝ってしまいました。場所はオールドエイジレストラン。この度長年オールドエイジの厨房を舞台にフレッシュな感性を駆使して腕を振るって下さった佐野シェフが退職することになり、その追い出し食事会を兼ねてのヌーボー試飲会で出されたのはマダム・ルロワの「ボジョレーヴィラージュヌーボー」。ちょっと反則な気もしましたが、とにかく素晴らしい出来です。これってヌーボー?といういつもながらの感想が今年は一層パワーアップして、シルキーで濃厚、且つガメイ種の果実味が良く反映され、妖艶な印象すら受けました。うーん、恐るべしマダム。
佐野シェフ心づくしのお料理は、いつもながらの素材を生かしたカントリーモダンスタイル。中でも黒ムツのポワレと白菜のコンソメ蒸しは絶品でした。さすが川上村に太いパイプがある佐野シェフならでは。メインのイノシシのグリルも上質な脂身は旨味が凝縮し、2本目のシャトー・ベイシュベル2002年の熟成した柔らかな味わいにマッチする最高の一品でした。デザートには佐野シェフの後任となる恵比寿シェフ特製のガトーショコラが花を添え、こちらも古典的なボルドーに引けを取らない、しっとりとリッチな食感には目を見張るものがありました。佐野シェフ、本当にご苦労様でした。そして恵比寿シェフ、今後共どうぞよろしくお願い致します。佐野シェフは今月末の「八ヶ岳、お酒とジビエと星の冬祭り」までまだまだ活躍していただきます。29日には鹿さばきの達人に会いに是非いらして下さい。
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| アルカディア |
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2009/11/11
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外は久し振りの雨。多くの樹々が葉を散らし、梢に密かに忍び込んだモーブ色を陰らせる。季節の衣をまた一枚めくるかの様である。
数日前のおだやかに晴れ渡った一日、近郊のワイナリーを巡る機会を得た。どこの葡萄畑も収穫を終え、豊作の余韻を残す樹々は様々に紅葉した葉を金色の柔らかな日差しに輝かせて遥かアルカディアの秋の野を思い起こさせる。そんな中で僅か一区画のみ取り残された葡萄達。既に過熟し、酸度を欠いた顆粒はどこまでも緩く甘い。
ポリフェノール色に染まる端正な葉は日差しを透かしてエスニックな更紗模様を紡ぎだしている。祝祭の終わった後に始まる密かな響宴。
田園に佇むレストランを訪ねれば、そこにも固く充実した朱の球果が自らを主張する。土の滋味を味わい、パルマの熟成を思い描く幾皿かの料理。
ただひたすら穏やかな時間に浸った晩秋の一日。
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| 清泉寮ワイン会乱入記 |
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2009/11/04
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10月31日はルミエール新酒祭りを覗いた後、急遽清里に取って返し、慌ただしくも今度は夕方の6時から清泉寮のワイン会に参加してきました。清泉寮本館では今年から元「ミクニ」の笹尾シェフが料理長となり、ソムリエの榎本さんとのコンビで様々な企画を提案されています。山梨の生産者を個別に取り上げるワイン会もその一つで、7月に続き今回も「奥野田葡萄酒醸造(株)」のワインがテーマワインとなっていました。奥野田さんからは中村代表ご夫妻が自ら来られていて、今回出されたワインについての詳しい説明や現在のワイナリーの状況や過去の苦労話など興味深い話を聞きながらのひと時を過ごすことが出来ました。サービスされたワインはアペリティフの新酒デラウェア「このゆびとまれ」(甘口)、「桜沢シャルドネ」の白、メルロー100%の「夢郷奥野田赤」、スパークリングの「メルロー・ブリュット・ルージュ」の4種。この中で特に印象に残ったものは「桜沢シャルドネ」と「夢郷奥野田赤」のメルロー。シャルドネの方は樽香もリッチな本格的なムルソースタイルで山梨のシャルドネの中でもかなりパワフルな仕上がり。そして特筆すべきは「夢郷奥野田・赤」。最近転換したというビオ栽培の成果か、優しさを感じる果実感とアニス系のハーブ香、エキス分の高さなどがとてもバランス良く調和していました。シャルドネを含め樹齢が10年を越してから初めて出現した果実の本質。まさにただひたすらまじめに土と葡萄樹に向き合って来た人のみがなし得る成果を痛感したひとときでした。
料理は笹尾シェフが中村さんととことん話し合ってワインに合わせたという6品。新酒デラに合わせた原木椎茸のリゾット、シャルドネに対応するカボチャのクリームスープ・しめじとサントモール添えと茄子のクリーム煮・ポワレしたホタテ添え、口直しに赤ワインのグラニテが出された後は、メルローに合わせてバベットステーキ・マスタードソースと続きました。そして驚いたのは最後のメルロースパークリングには何とデザートのチョコレートムースを合わせるという離れ業。微発泡とはいえかなり濃い味わいのメルローにはチョコレートがどんぴしゃりのマッチングで濃厚な落としどころを演出していました。うーん笹尾シェフ、さすがです。
今回の参加者は20名ということでしたが、唯一の顔見知り、上村さんと私の向かいには清泉寮キャビンに宿泊されるという妙齢の女性が同席され、ワインとは無関係のバードウォッチングの話などに花が咲いたりして、こちらはこちらで中々楽しいひと時を過ごすはめになったのも、ひとえに日頃の正しい行いのなせる技でしょうか。
今回は本当に久し振りのワイン会参加でしたが、思いがけず中村、笹尾のプロコラボレーションと榎本ソムリエの控えめながら素晴らしいサービスを心ゆくまで堪能した夜となりました。スタッフの皆さん本当にありがとうございました。皆様次回は是非ご参加下さい。
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| ワイン祭りの季節 |
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2009/11/03
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先月の31日は勝沼に行ってきました。季節柄勝沼方面では「ワイン祭り」や「新酒フェア」などが盛んですが、今回は「ルミエールワイナリー」の新酒祭りを訪ねました。「ルミエール」には現在北杜ワイン倶楽部代表の小牧ソムリエが研修で関わっており、会場でも有料試飲コーナーを担当されていました。入場料¥1,500を支払うと記念グラスとおつまみが手渡され、それを持って会場へ。それにしても折からの晴天のせいか盛況この上なく、会場のワイナリーに隣接する神社境内はおよそ300人程の参加者で超満員!用意されたテーブル席は完全に占拠され、遅れて入場した小生は座ることも出来ずにただうろうろするばかり。無料試飲の甲州とベリーAの新酒の他、ノンアルコール飲料も飲み放題とあってグラス片手にサーバーに殺到する人々は殺気に満ちておりました。人の振り見て我が振り直せでは無いですが、本当に酔っぱらいは怖いですね。また最近ルミエールさんではペティアンをリリースしており、今回の有料試飲コーナーでも目玉商品のように扱われていて、飲みたくて仕方ありませんでしたが、ドライバーの悲しさに涙をのんで横目でにらむばかりとしました。会場の周囲にはそれぞれ飲食ブースが立ち並び、ワインに良く合うおつまみなどがこちらは別料金で販売されていました。(調子良く飲んで食べると、結構散財しますぞ!)傑作だったのは「葡萄の早食い競争」。アトラクションの一環で、甲州種の葡萄の早食いを男女四五人づつで競うのですが、これが意外に時間がかかり、また葡萄にかぶりつく形相がすさまじくも滑稽で、大いに笑わせていただきました。しばらくぶらついた後、盛り上がる会場を離れて近くの自社畑を見学。最近ルミエールさんでは栽培醸造をビオに転換しているそうですが、既に収穫の終わった垣根にはいかにも健全そうな葉だけがしっかりと紅葉して残っているのが印象的でした。やはり良いワインは良い葡萄から…ということになるんでしょうね。
この日は夜に清泉寮でのワイン会にも出席予定だったので、後ろ髪を引かれる思いで、楽しげな会場を後にしました。
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| 秋も深まり… |
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2009/10/25
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気が付けば高原の秋は急速に深まって、紅葉も今がたけなわですね。温暖化の影響からか、昼夜の気温差が影響するようで、紅葉の色が鮮やかさに欠けるという話を良く聞きます。確かに楓などが主体の里山での紅葉はそういったことが言えるかもしれませんが、ミズナラやカラマツがメインの八ヶ岳高原は割にコンスタントな紅葉が楽しめる気がします。黄緑からオレンジ、そしてレンガ色へと穏やかなグラデーションを刻むミズナラの紅葉はそのシックな風情からまさに大人の秋色と言えるでしょうか。そして多くの樹々が彩りを無くした後、去り行く秋にカラマツの黄金色が最後の輝きを与えてくれます。
昨日シャルマンワイナリーにてコンサートが行われ、私達も北杜ワイン倶楽部のメンバーと津金産リンゴジュースを販売してきました。色付いた葡萄の葉の下でのデキシーランドジャズ等、中々面白い取り合わせでしたよ。
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| ご無沙汰しております |
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2009/09/26
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この夏は山の仕事が重なり、このサイトの管理も完全に滞っておりました。申し訳ありません。本当に久し振りの更新です。
それにしても7月の雨は気温、地温とも低下させ農作物に様々な障害を及ぼしました。当クラブの葡萄畑も例外ではなく、成長不良と病気に苛まれた夏となりました。その後好天は続いたのですが、時既に遅し、全ての樹は惨憺たる有様に。無論天候だけの問題ではありませんが、高標高での葡萄栽培の限界を痛感した夏となりました。
それでも高原の秋は確実にその時を刻み、シルバーウィーク前にはこの時期特有の悲しい程の素晴らしい夕景が見られました。
写真は高原大橋の夕暮れと僅かに実を付けたツバイゲルトレーベ、疎粒のピノノワールです。
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| 雨花(2) |
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2009/07/29
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梅雨が戻りました。日本列島が水浸しですね。
山も大荒れです。全国的に遭難が多発しています。それでも花達はひるむこと無く咲き続けています。
百合の花二態。湿原に咲くクルマユリと草原のコオニユリ。どちらも到底人の及ばない品格を備えています。
「栄華を極めたソロモンでさえも、野の花の一つだに着飾ることは出来ない」という聖書の一節が浮かびます。
湯の丸高原の入り口にある「アトリエ・ド・フロマージュ」の葡萄の樹もきれいに結実していました。
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| 安曇野ワイナリー訪問記 |
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2009/07/17
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先日機会があり、松本近郊にある「安曇野ワイナリー」に行ってまいりました。ワイナリーは意外にも国道19号から大分西側に入った川沿いの谷間に位置しています。周囲を林に囲まれた平地にはカリフォルニアのワイナリーを思わせる瀟洒なクラブハウスが建ち、その前には昨年植えられたというシャルドネとメルローの畑が広がっています。
V字に整えられた新梢は素晴らしい状態で葉を広げ、しっかりと実もつけていました。うーん、うらやましいですね。
内部も明るく、ショップも充実していて、スタッフの対応も気持ちのいいものでした。試飲も専用のカウンターがあり、全アイテムが飲めるようになっています。残念ながら運転手の身でしたので、味は想像するしかありませんが、様々のものを見る限りではここ数年のうちには素晴らしいワインを作って下さるに違いありません。
ここは以前は「安曇野ワイン」という名前で経営されていたものを、真空ポンプで有名な「樫山工業」というところが買い取り、リニューアルオープンしたものです。「樫山工業」は佐久市の本社敷地のイルミネーションでも有名ですね。案内サインのデザインも分かりやすく、本当に好感の持てるワイナリーでした。どうぞ機会がありましたら是非行ってみて下さい。
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| 雨花(あまばな) |
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2009/06/25
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空梅雨傾向だったこの頃の空もいよいよ暖湿気の飽和状態が限界を超えたようですね。とはいえ割と男性的(?)な雨の降り方はアウトドア派にとっては有り難いものです。その梅雨も今日は中休みなのか一足早い夏がやってきたような強烈な日差しが注いでいます。
梅雨といえばこの時期に咲き出す花も忘れてはいけませんね。霧に濡れた表情や水滴を纏った姿が美しいのがこの季節の花の特徴。盛夏の健康美にあふれた花とはひと味もふた味も違います。
その代表が「ノイバラ」。林縁に群生し、濃緑の葉叢に純白のコントラストをちりばめる姿は、園芸種には感じられない媚の無い気品があります。この花をみると堀辰雄の「美しい村」の霧のサナトリウムのシーンを思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。この簡素な花の本質を伝える本当に素晴らしい描写ですね。他に雨に似合うといえば、少し標高の高い草原に咲くニッコウキスゲなどももうすぐ見頃を迎えます。霧の流れる原野にクリームイエローのヤマオダマキや薄紫のグンナイフウロなどと共に咲き競う姿は百合科の花の中でも特に気品があります。「わすれな草」の別名も心に残ります。
そして標高1300mの高原の地でもやっと葡萄が開花を迎えました。とはいえこれはヤマブドウの話。我が葡萄園では開花どころか芽吹きもまともには行なわれませんでした。わずかに萌芽した新梢も葉の未発達な「縮葉病」にかかり、惨憺たる状況を呈しています。ただこれもひとえに人の管理不足の結果でしょう。決して葡萄そのものが悪い訳ではありません。泣き言は程々にこの高冷地の冬をたくましくしのぎ、わずかに生き残った葡萄を如何に生きながらえさせるかが、これからの課題ですね。
(真ん中の開花している花の写真はヤマブドウのものです)
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| 黄花、紅花 |
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2009/06/08
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高山の春は遅く、残雪の山肌に新緑の兆しは未だない。
それでも青い背をした夏鳥は渡り来て、盛んにさえずりを交す。
森林限界を越えた花崗岩帯ではガンコウランをしとねに咲き始めたばかりの黄花のシャクナゲが山頂を覆う霧に濡れている。
下降して樹林中に至れば、雲間から差し込む光にこちらは紅色のシャクナゲが笑みを浮かべる。彩りの殆どない黒木の樹林中に淡桃から深紅までの花屏風を立て回すこの絢爛豪華。この時期に深山にあるものにしか味わえない至福。
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| ワインテイスティングフェア'09 |
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2009/06/05
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去る5月29日、「八ヶ岳高原・山梨ワイン・テイスティングフェア'09」が行なわれました。当日は朝の内は晴れ間もあったのですが、開催間もなく又しても雨。3年連続です。但し今年は比較的気温が高く、雨脚も弱かったので、無事屋外で行なうことが出来ました。会場にはおよそ90名の参加者と40名程のワイナリー関係者、スタッフがひしめき、大変にぎやかな催しとなりました。
今回は11社のワイナリーの参加があり、それぞれ2〜5種類のワインの試飲が可能です。とはいえこのイベントは試飲がメインなのでグラスも大振り。各社のワイン一種をテイスティングするだけでも大変。全部のアイテムを飲んだ参加者はいなかったのではないでしょうか。ホテルやレストランの提供したおつまみも大好評で清里の名物「花豆おこわ」と「ニジマスの甘露煮」の主菜も大人気でした。他に清里産チーズやジャム、豆腐、漬け物なども提供されこちらもワインに合うと好評でした。今回は小林真人さんのピアノコンサートも行なわれ、リリカルな演奏でイベントを盛り上げてくれました。参加者全員が自分好みのワインを選べる「私のオンリーワンワインコンテスト」や恒例の「ブラインドテイスティングコンテスト」のアトラクションも大好評。ちなみに「オンリーワンワイン」の投票で一番になったのは「ズズラン酒造」さんの「八ヶ岳メルロー2008」でした。
様々課題はありますがそれらを生かして来年はより一層充実した催しを目指しますので、皆様是非ご参加下さい。
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| 反歌 |
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2009/05/24
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葡萄の萌芽が始まってから久しいけれど、いまだに芽吹かない樹が半数。樹齢を重ねるごとに樹勢が衰えて行くようだ。でも彼らはDNAの自動律に従い命あるかぎり空に向かって伸びようとする。それが結果母枝からでなく、主幹の根脇からだとしても。
人もまた自らの生そのものを目的化することはない。必要なのは今日明日を生きるためのささやかな動機。あるいは視野の片隅をよぎる影のようなレゾンデートル。
たとえば雨の森に開いた赤紫のツツジ、たとえば木漏れ日にようやく見いだされた桜草、そしてヤマナシ咲く草原を吹きすぎる風音やまどろみの涙…。
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| アッサンブラージュ体験 |
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2009/05/16
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5月11日、シニアソムリエの小牧さんに誘われ、小牧ヴィンヤードの2008メルローとシャトーシャルマンの2008カベルネフランのアッサンブラージュ(ブレンド)に立ち会ってきました。
当日はお天気も良く、白州のカベルネフランも順調に芽吹いて、遠く残雪のまぶしい甲斐駒ケ岳とのコントラストがきれいでした。
シャトーシャルマンの試験室には昨年収穫の小牧ヴィンヤードメルロー(シャルマンさんで仕込んだもの)1種とシャルマン製カベルネフランが2種(棚仕立ての従来のものと垣根仕立ての新規なもの)置かれ、それぞれのブレンド比率を変えたグラスが数種並びました。
シャルマンの山本さんと小牧夫妻は真剣は表情でそれぞれをテイスティングし、様々な印象を語り合います。いつもは温厚な小牧さんも、この時ばかりは厳しいまなざしでまさにプロの鋭さを垣間見ました。末席を汚した私と同行の女性も飛び交う感想になるほどとうなずきながら、得難い経験を楽しませていただきました。私達のつたない舌の印象としては小牧ヴィンヤードのメルロー100%もとても個性的で美味しかったことを付け加えておきましょう。
結果はワインが出来てからのお楽しみということで、来年の秋を気長に待つしかありませんね。
写真は比較試飲する小牧さん、小牧ヴィンヤードのメルローの新芽です。
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| 輝ける漆黒 |
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2009/05/07
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クリスタルノワールを植えました。ゴールデンウィーク前の忙しさにかまけて放っておいた苗は既に芽吹き、新しい命がみなぎっている感じが伝わってきます。この12本の苗を植え終わると我がワイナーズクラブの圃場も4年目にしてようやく完成。全9種類の葡萄で満たされます。種類によっては枯死したものも数知れず、思えば失敗と試行錯誤の連続の長い道のりでした。およそこの地に適した品種も分かってきつつありますが、とりあえず今年はこのクリスタルノワールに期待しましょう。
ところでこのクリスタルノワール、水晶のような輝きを持った黒い果房というような意味なのでしょうが、どことなく開高健の小説「輝ける闇」を連想させ、開高ファンとしては意味深いネーミングです。
葡萄畑の周囲にはタンポポが花盛り、あまりにもありふれて雑草化したこの花もよく見ると大変ゴージャスな花相をしています。
慣れない手つきで植栽を手伝ってくれた近所のお嬢さんも含め、春はいたるところで輝きに満ちていますね。
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| 萌える日 |
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2009/04/17
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今日は未明からの冷たい雨の一日となりました。上空に寒気が入り込んでいるために雨上がりの日差しも一瞬差し込んだだけで、今は冬に戻ったような冷気が立ちこめています。路傍の桜も雨露に濡れて心なし寂しげな様子。でも数日前はまさに春爛漫!あちこちで命のほとばしりが見られました。高原ではコブシの花が最盛期。特に今年は花付きがいいようですね。まさに白花の乱舞。クローズアップで見ると花芯の薄クリームから放射状に伸びる薄紅のグラデーションは妖艶とも言える表情を見せています。それとは対照的に荒れ地では素朴な土筆も伸び放題、葡萄畑でも水揚げが始まりました。心奪われる春花に慣れた頃には農作業も本格化します。
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| 黄花雨に煙る |
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2009/04/14
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標高1,260m。我が葡萄畑も4年目に入った。
今年最初となる本格的な畑仕事。先日外した防寒のための藁を片付ける。なまった体には意外にきつい作業となるも、1時間程で終了。
その後剪定。こちらの方は昨年のうちに大まかなところは終えてあるので、切り戻しが主体。やはり昨年の生育状況がそのまま反映されている。生育不良のものはどこまで切り詰めても緑の断面とならない。
芯の枯れたものも余り芳しくないのだろう。暫くは彼らの生命力に賭けるしか無い。
一部の樹では既に水を揚げ、枝先からの滴りが地面を黒く染めている。地表にはナズナやイヌナズナが既に花を付け、ウシハコベもつぼみを膨らませている。そう既に春なのだ。
十時過ぎに雨となった。予報通り。畑の周りでもようやく檀香梅が黄花を咲かせている。彩りの無い枯れ野の唯一の色彩。百メートル下ではコブシも開いている。唐松の芽もかすかにエメラルドをのぞかせている。やはり春なのだ。積み上げた藁にシートをかけて作業終了。
今日は終日降りそう。それにしてもこの雨、芽吹きの慈雨となるのでしょうか。
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| ワインツーリズム山梨との交流会 |
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2009/04/11
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先日4月6日夕刻より「ワインツーリズム山梨」を主催する笹本貴之さんを囲んでの当クラブとの交流会が開かれました。始めにお互いのグループの主旨、活動実績などを報告し合い、今後の課題、展望等について意見交換を行ないました。詳しい内容には触れませんが、明確なポリシー、スタンスに貫かれた笹本さんたちの活動姿勢にはおおいに触発され、大変有意義なアドバイスを得られたことのみをご報告しておきます。今後予定されている「山梨ワイン・テイスティングフェア'09」についてもなお一層の緊張感を持って臨みたいものです。
改めて私達の要請に快く応じて下さった笹本さん、会場とおいしい食事を提供して下さったオールドエイジさんにこの場を借りて心よりお礼申し上げます。
季節は春に向かって加速中。車窓からは様々な花が散見されるようになりました。写真は春告げ花の一つ、キブシです。
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| 遅き春、夢は枯れ野を… |
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2009/04/01
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4月になりました。
「然れども未だ鳥鳴かず、花も映らず。
土乾き、草萌えず。
葡萄樹は固くその身を藁にて鎧い、
咲くは夢ばかりなり。」
(元木阿弥)
今年はクリスタルノワールを植えます。
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| 「甲斐Vin」初見参!(3) |
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2009/03/24
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「苦行」のようなテイスティングの後は会場を変え、こちらは打って変わって天国のようなパーティーが始まりました。
ハイランドリゾートホテルのバンケットホール富士には中央にビュッフェスタイルの料理が並び、周囲の丸テーブルには今回セレクト対象となったワイナリーのワインが担当者付きで並ぶという豪華さ。ブラインドでへろへろになっている身には酷な光景ですが、「甲斐Vin」の実力というか、人的ネットワークのすごさを思い知らされた充実ぶりでした。参加者はそれぞれ料理の皿を手にしながら各ワイナリーのテーブルを回り、担当者の話を聞いたりワインを飲んだり、また料理の皿を変えたりと沸騰する中で、主催者より今回のセレクションの結果発表が行なわれました。
樽等を用いた「甲州A部門」にはシャトレーゼの「鳥居平・甲州樽発酵2006」と蒼龍葡萄酒の「勝沼の甲州樽熟成2007」、勝沼醸造の「本葡萄酒古伝樽熟2006」が同点2位、フジッコワイナリーの「フジクレール甲州樽熟成甘口'05」が1位という結果でした。
ドライ系の「甲州B部門」では3位がシャトレーゼの「2007鳥居平・甲州シュールリー」、2位には蒼龍葡萄酒の「シトラスセント2008」、1位は中央葡萄酒の「グレイスグリド甲州2007」が選ばれました。
私のセレクトでは「A部門」では1位の「フジクレール」を、「B部門」では2位の「シトラスセント」を選ぶ結果になりましたが、本当に味覚は主観だな、というのが正直な感想でした。上村さんと榎本さんは「B部門」で共に1位の「グレイス」を選んでいたのはさすがでしたが、小牧シニアソムリエと私が共に「シトラスセント」を選ぶなど、多数に近い方がいいのか、ソムリエに近い方がいいのか、これも難しい問題ですね。(少しだけ負け惜しみと優越感!)
ともあれ表彰式もアトラクションのブラインドテイスティングも大いに盛り上がり、最後はワインツーリズムの笹本さんの一本〆で幕を閉じると言う完璧なイベントは最後まで華やかでした。矢野さん初め関係者の皆さん、本当にお疲れさまでした!
5月の八ヶ岳のイベント、はっきり言ってプレッシャーです。
(今回印象的だったのは、参加者に若い女性が多いということ。きれいな方も多く、美人とワインは絵になるなということを再認識したひとときでした。ちなみに写真は掲載しませんので悪しからず)
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| 甲斐Vin初見参!(2) |
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2009/03/23
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今回セレクション対象となったのは甲州種から作られたワインのみ。発酵や熟成に樽を使用したワイン(A部門)と未使用のワイン(B部門)の2部門に分かれた審査となりました。形式は全面を紙で覆い、メーカーが特定できないようにしたボトルを順次テイスティングし、色・香り・味わいを評価し、各部門から3品を選ぶというものです。これについては当たり前のことなのですが、すさまじいのはA部門17種、B部門24種を約1時間で審査しなければならないこと。
まずワインをグラスに注ぎ、色を見、香りを嗅ぎ、口に含み、吐き出し、特徴をメモし、次のワインをグラスに…、の連続を41回ですからたまりません!何回か吐き出したワインはすぐに紙コップに溜まりますので、途中これをバケツに空けなければなりませんが、大勢の唾液と混じったワインが集まるとこれが何ともいえない光景となり、バケツの中身を見ないように捨てるのにちょっとこつがいる程です。もうこうなるとワインを楽しむというより、苦行です。
最後の方はいい加減舌も馬鹿になってる中での評価ですから、本当に公正な判断かなと思いつつやっと審査終了時間となりました。
写真は試飲姿が中々決まってる榎本ソムリエールといつになくまじめな上村ワインアドバイザー、カメラを向けるといつも笑顔でポーズの小牧シニアソムリエのお三方です。
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| 「甲斐Vin」初見参! |
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2009/03/23
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昨日は「第7回甲斐Vinワインセレクション」の当日。生憎の雨模様の中河口湖まで出かけてきました。
今回はマイカー禁止!のお達しが出ていたため、久し振りの中央線普通電車で甲府まで、そこから送迎バスで会場へ、というちょっとじれったいアプローチ。北杜方面からは小牧さん、上村さんの山梨ワイン界を代表する重鎮二人と期待の星、榎本ソムリエール、それに下手の横好き代表私の4名。集合場所の信玄公像の前ではソメイヨシノがほころびかけていました。
今回の会場は富士急ハイランド内にある「ハイランドリゾート・ホテル&スパ」。玄関を入るとちょうどパーティーを終えた山梨放送のきれいなアナウンサーのお姉さん方が出てこられ、ほんの少し目の保養に。受付ではテイスティングチェックシートとグラス、吐き捨て用紙コップを渡され、いよいよ会場へ乱入です。
主催者の矢野さんのファンキーな挨拶のあと長谷部ワインアドバイザーによる審査上の手順、諸注意があり、緊張の審査本番となりました。
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| 上村ワイン誕生! |
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2009/03/19
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少しづつ春めいた日が多くなり、里では既にソメイヨシノが開花を迎えようとしています。高原でもザゼンソウやダンコウバイなどがひそやかな春の息吹を伝え始めました。長かった冬もようやく終わり…を告げてくれるといいのですが。
一昨日うれしいプレゼントが届きました。シャトージュン「AKENO SHARDONNAY 2008」。上村商店の上村さんが明野で作るシャルドネを100%使ったオリジナルワインです。醸造はシャトージュンですが、自然酵母発酵による上村さんのこだわりの逸品です。但し現在は還元臭が強く、かなり個性的な状態らしいので、「逸品」かどうかは保証外ですが。(実は怖くてまだ開けられません)
とはいえ同じ時期に葡萄苗の栽培を始めた、いわば盟友の初ヴィンテージワイン。まずは出来たことに拍手をおくりましょう。
ラベルや外箱のデザインもシャトージュンならではの洗練されたもの。さすがです。
テイスティングコメントはまた体調のいい時に「卒倒覚悟」で致します所存ですので、しばらくは乞うご期待!ということにしておきましょうか。
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| 河口湖ジビエも始動です |
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2009/03/04
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昨日は「富士河口湖町ジビエ(シカ肉)食肉加工施設」のプレオープニングイベントに「オールドエイジ」オーナーの小口氏に随伴する形で行ってきました。
南岸低気圧と寒気の影響から小雪の降りしきる中、会場の「精進活性化センター」には多くの関係者が集まり、用意されたジビエ料理を囲んで、熱気あふれる催しとなりました。河口湖町長を始めとする関係者の挨拶の後、「ジビエ料理の可能性」と題してハイランドリゾ−ト(株)の名誉総料理長中野博氏の講演があり、高級食材としてのジビエの可能性や富士山麓の鹿肉の質の特異性について発展的な提案、指摘がなされました。参加者各自眼前の料理を恨めしげに眺め、少々長過ぎる話をじっと我慢の子と化して聞きながら思うのは「早く食べたい!」それでもやがて朝は来るのであって、やがて試食タイムへ。
地域有志による家庭的な提案料理もそれなりに良かったのですが、やはりハイランドリゾートの手によるものはひと味違います。
完全にフランスのレシピに基づいた「鹿肉とフォアグラのテリーヌ」(これにはベリーAのゼリーが付きます)、ヴネゾン・フリカデルのクリームソース和え(鹿肉のハンバーグ風)、赤ワインで煮込んだシチュー、鹿もも肉と野菜のポトフなどどれも野生の風味を残しながら繊細な味に仕上げる仕事はさすがでした。中でも最も印象的だったのは、鹿の背肉のロースト。グレイビーソースにたっぷりのバターとメロン、クランベリー、パイナップルのキューブを合わせたソースは絶品の一言。思わずお替わりする程の美味しさです。ただし今回絶望的に残念だったのはワインを始めとするアルコール類が全く無いこと。飲酒運転撲滅の意図は分かりますが、マリアージュの意味を全く理解しない朴念仁とはまさにこのことでは?(これにはグラーブの熟成した赤を合わせたい)今回のイベント、この点だけが画龍点晴を欠き、誠に無念ではありましたが、それを補って有り余るとても有意義な一日となりました。それにしても「北杜ジビエ」が実現する日は本当に来るのでしょうか?
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| 冬は名のみの… |
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2009/02/20
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昨夜から今朝にかけて降り続いた雪もやがて雨に代わり、2月半ばの「厳冬期」(!)に本当に何という天候でしょうか。そしてまた今夜からは寒気と強風です。翻弄される日々が続きます。
先日の暖かな一日、久し振りに市内の葡萄畑を訪ねました。今回訪れた畑はヴォーペサージュとミサワワイナリー。どちらもクリアーな大気越しに周囲の山波が美しいスカイラインを描き、冬枯れの葡萄樹とのコントラストが鮮やかです。剪定作業が続く畑で目立つのが、切り落とされた前年枝。かすかに緑を残す地面に積み上げられた枝の束は補色の効果もあってか、意外に鮮やかな色彩として目を射ます。粉砕された後、やがて土に帰って行くとしても、前年に多くの結実をもたらした矜持のようなものを感じさせる不思議な光景でした。
ミサワワイナリーではまたしても工場見学。居並ぶ新樽を指をくわえて眺めながら、静かに熟成を重ねるワインに夢馳せるひとときを過ごしました。その後立ち寄ったレストランでヴォーペサージュの「ラ・モンターニュ2006」をテイスティング。相変わらずのピュアな果実感にはひれ伏すばかりですね。
両ワイナリーともまた一年樹齢を重ねます。今年もどんな素晴らしいワインを生み出して下さるんでしょうか。
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| 2月も間近… |
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2009/01/28
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このところ寒気と暖気が入れ替わりに入ってきて、厳冬期と早春の季節を同時に体験するようなおかしな気候が続いています。
昨日はその境目の安定した天気を利用して、八ヶ岳の最高峰赤岳に登ってきました。雪の状態も良く、トレースもしっかり付いていたので比較的楽に山頂に達することが出来ました。
途中の山稜や山頂から眺める周囲の雪の高峰は厳しく雪化粧して、冬ならではの素晴らしい表情を見せてくれました。ルート沿いのダケカンバに付いた樹氷も青空を背景に輝いていました。
しばらく遠のいていたワインのテイスティングレポートを再開致します。今回は「まるき葡萄酒」の「樽熟成甲州2006」です。
・色は中程度の麦藁色。
・強めのオークが先に香るため、アロマやブーケがはっきりしないという第一印象。(ごめんなさい。今回は鼻が利きません!)強いて言えば砂糖漬けのカリンを湯で割ったのようなゆるさでしょうか。
・味わいのポイントは凝縮した柑橘の苦みと酸。樽由来の口中香もかなり強烈に感じます。アフターも長く続きます。
・足も長く、アルコールが強い印象。どちらかと言うと現時点では果実身が奥に隠れているワインといった感想です。但し強くしっかりした味わいなので、寒い季節にぴったりの、すき焼きや鍋料理などに合いそうですよ。
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| 北杜ワイン倶楽部新年会 |
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2009/01/10
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昨日(1/9)は「北杜ワイン倶楽部」の新年会でした。未明から降り積もった雪の中、美しくライトアップされた木立が窓外に映えるヴィンテージゴルフ倶楽部のレストラン「ル・ヴェール」に集まった参加者は約50名。シニアソムリエ小牧さんや上村さん、ミサワワイナリーの酒井さん等いつもの顔ぶれの他に勝沼の若手醸造家や「甲斐Vin」の矢野さん、ワイン評論家の石井もと子さん等も参加され、新たな出会いの場ともなりました。各自持ち寄ったワインの酔いも手伝い、会場は大変な熱気とおしゃべりの渦。恒例のチャリティーオークションも行なわれ、提供者秘蔵のワインやレアものなどが次々に落札され、こちらも大いに盛り上がりました。
山梨のワイン環境、日本のワイン文化は大きく変わろうとしています。今回の多くの人たちとの出会いの中で、自らの地域における役割を考えたとき、互いにそれぞれの足下を見つめながら地道に努力している人々との連携、ネットワーク作りがいかに大切かを痛感した一夜となりました。お誘いいただいた小牧さん、本当にありがとうございました。同行のオールドエイジオーナー小口さん、八ヶ岳ジャーナルの柏崎さん、五味さん、榎本さん、増井さん、遅くまでお疲れさまでした。
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| 明けましておめでとうございます |
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2009/01/01
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2009年の朝は厳しい寒さの中にも穏やかな幕開けとなりました。
写真は金峰山から差し込む初日の出とモルゲンロートに染まる八ヶ岳連峰です。
「ワイナーズクラブ」では今年も八ヶ岳高原を中心としたワインと食の企画や情報を出来るだけきめ細かくお伝えして行きたいと考えております。ご支援の程どうぞよろしくお願い致します。
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