| 早春のほろ苦き憂鬱 |
- 2008/04/04
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テイスティングレヴューvol.9
「城戸プレミアム・シャルドネ2005」/生産者:(株)Kidoワイナリー
ここしばらくワイン会が続き、慌ただしく飲んでばかりでしたので、久し振りにじっくりとワインをテイスティングする機会を持ちました。今回空けたのはKidoワイナリーの「城戸プレミアム・シャルドネ2005」。前から様々な雑誌等で取り上げられていたので、興味はあったのですが、中々入手する機会が無く、今回偶然入った佐久の酒屋さんで購入する事が出来ました。
結果的には塩尻のワイナリーは五一、井筒等何度も足を運んでいたにもかかわらず、こちらを見落としていたのはまさに不覚、というのが偽らざる実感です。
色は中程度のレモンイエロー。無濾過なのでほんの少しにごりがありますが、一般的なビオのものと変わらない程度。(但しこれがビオかどうかは不明)
香りではまず最初にインパクトのある樽香が来た後、レモンやパイナップルのさわやかさが駆け抜けます。
味わいは柑橘系の適度な酸と控えめな甘さが心地よく、樽由来の苦みも全体を引き締めていて飲み飽きない要素となっています。アフターも長い。
(製法は9ヶ月間のシュールリー、バトナージュ)
ラベルデザインはワイナリー施設と葡萄畑周辺の生態系、天体などをイラスト、写真などをエッチング風にまとめといて、国産ワインの中では珍しく個性的でセンスを感じるものに仕上がっています。
契約栽培農家の原料葡萄使用のクラスでこれだけのものを生み出す「Kidoワイナリー」、まさに恐るべし、といった第一印象でした。
この季節、いまだモノトーンの冬枯れの木々に囲まれた高原で、遠景に雪の連山を眺めながら独りもの憂く早春のほろ苦さを味わう(!)のにぴったりのワイン。
小海町「清水屋」酒店にて購入 価格¥3,150
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